リンゴの美味しい季節になりました♪

朝晩の風に秋を感じるようになりました。もうすぐ秋本番ですね。このような季節のかわり目には風邪を引きやすいのでお気をつけください。

それで今回は風邪を引いたときに食べると良いとされるリンゴの栄養についてお話しします。

品種改良や保存方法の進歩により一年中食べられるリンゴですが、旬は10~12月。この時期に出まわるリンゴは美味しくて栄養が満点。また、価格が手ごろで保存が効くため、ミカンと並んで身近な果物です。

●リンゴはいつから食べられているの?

リンゴは人類が食した最古の果物と言われています。また紀元前1300年にはエジプトで栽培されていたとも言われています。日本で本格的に栽培されるようになったのは明治時代以降。戦後、接ぎ木の技術が進歩し、品種改良がさかんに行われるようになりました。

●世界一生産量が多い「ふじ」リンゴ

「ふじ」は「国光」と「ゴールデンデリシャス」を掛け合わせてできた品種です。1962年、青森県藤崎町で誕生しました。中国・韓国・北アメリカ・オーストラリアなどでも栽培されており、世界一生産量が多いとも言われています。

●リンゴの皮がペタペタした肌触りなのはなぜ?

リンゴの皮にはツヤがあります。それを人工的なワックスだと思っている方も多いようですが、実はリンゴが持つ自然のロウ物質なのです。また、リンゴは熟すにしたがってリノール酸やオレイン酸といった脂肪酸を分泌し、ロウ物質を溶かします。リンゴの表皮がピカピカペタペタするのは自然なことであり、口にしても問題はありません。
イギリスでは「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」といわれており、昔から栄養価の高い食べ物として認知されてきました。

◎整腸効果に期待!

リンゴは食物繊が維豊富で、腸内にある善玉菌(ビフィズス菌)を増やし、悪玉菌を減らして、便通をよくします。また、胃酸が少ない時には胃酸を増やし、逆に、胃酸が多い時には胃酸を中和する働きも。すりおろしりんごは、赤ちゃんの離乳食や、下痢や便秘のときなどにも利用される胃腸にやさしい食べ物です。

◎肥満予防や美肌効果に期待!

リンゴは皮付き100gあたり61kcalと低カロリー。食前にリンゴ半分~1個をとると満腹感が得られ、食べ過ぎを予防します。また、ビタミンCやポリフェノールなど美肌を作るさまざまな物質が含まれているため、美容にも効果的と考えられています。

◎血圧やコレステロール値を下げる効果に期待!

リンゴに含まれるカリウムがナトリウム(塩分)を体外に排出し、血圧の上昇を防ぐ効果のほか、豊富に含まれる食物繊維には、血液中のコレステロールを下げたり、血糖の上昇をおさえてくれる働きが期待できます。

◎虫歯予防に期待!

リンゴに含まれるアップルフェロンという成分は、虫歯菌をつきにくくする効果があると言われています。ほかに、丸かじりすると、歯肉もじょうぶになり、かむことで唾液の分泌もよくなり、むし歯、歯肉炎などの予防効果が期待できるため、リンゴは「天然の歯ブラシ」とも!

◎生活習慣病予防に期待!

リンゴには100種類以上のポリフェノール成分が含まれていることが昨今分かり、注目を集めています。 ポリフェノールには強力な抗酸化作用がり、糖尿病、動脈硬化、肥満など生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー症状を抑える作用があるとことが知られています。

【参考資料】https://tenki.jp/suppl/rsakai/2017/12/16/27715.html

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