イチゴの栄養

イチゴは今の季節に旬を迎えます。

イチゴの代表的な栄養素は「ビタミンC」で、イチゴ100g中50~100mgと、レモンよりも多く含まれており、果物の中でトップレベルです!!中くらいの大きさのイチゴなら7~8粒、小さめのイチゴなら10粒食べれば、1日に必要なビタミンCを十分に摂ることができます。

 

[100g当たりに含まれるビタミンCの量]

食品名 ビタミンC含有量
イチゴ 62mg
グレープフルーツ 36mg
レモン果汁 50mg
マンゴー 20mg

* 五訂 日本食品標準成分表より

 

栄養

ビタミンCは、コラーゲンが作られるのを助け皮膚を丈夫にし、しわの予防や、メラニンが作られるのを抑えシミを予防する働きがあり、肌の悩みに効果的です。ウィルスや細菌に対する抵抗力もつけてくれるので、風邪も予防してくれます。また、鉄分を吸収しやすくしてくれる効果もあります。しかしビタミンCは壊れやすく、体の中に溜めておくことができないので、食事が不規則なときほど意識してしっかり摂りたいものです。

またイチゴには、下痢や便秘を防ぎ腸の働きを整えてくれる食物繊維「ペクチン」、体の中の塩分を外に出してくれる「カリウム」、虫歯の予防効果がある「キシリトール」など、様々なビタミンやミネラルもバランス良く含んでいます。

 

食べ方

そのまま食べるには、ヘタをつけたまま手早く洗うのがポイントです。ヘタを取っ てから洗うと水っぽくなってしまう上に、水に長く接しているとビタミンCが流れ出てしまいます。

イチゴはさっと水洗いするだけで食べられる手軽さも魅力ですが、牛乳(+砂糖)、ヨーグルト、練乳をかけて食べるのもオススメです。このような食べ方は、美味しさだけではなく、栄養学的にも相性の良い組み合わせです。砂糖は壊れやすいビタミンCを保護する働きをし、乳製品に含まれるカルシウムと合わさることで、栄養価の高いデザートになります。

 
   

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