しょうがの栄養

漢方にも含まれ、世界的に身体にいい食品として広く知れ渡っている生姜。

体を温めたり、風邪対策に効果的なイメージはあると思いますが、実際どんな作用があるのでしょうか。

しょうがに含まれる成分

しょうがにはジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールといった辛み成分が含まれており、身体に嬉しい働きをしてくれます。

  • ジンゲロール

    生のしょうがに多く含まれている辛み成分の一つです。

    強力な殺菌効果があり、がん細胞の増殖を抑制する効果も期待されています。

    血行を促進し体を温めてくれますが、時間が経つと逆に熱を下げる働きがあるため風邪のひきはじめにもおすすめです。

    胃のむかつきや頭痛を抑える効果もあります。

  • ショウガオール

    ショウガオールはジンゲロールを加熱、乾燥させてできる成分で、殺菌効果や代謝の促進効果があります。

    血行を促進し、体を温め発汗作用を高めてくれます。ジンゲロールと違い、体の芯から温める働きがあるため冷え性改善にもおすすめです。

    また、脂肪燃焼を促す効果があるためダイエット効果を狙う人にもおすすめの成分です。

  • ジンゲロン

    ショウガオールと同じくジンゲロールが加熱、乾燥してできる成分です。

    新陳代謝を促進し、脂肪燃焼、発汗作用をする働きがあります。

簡単!乾燥しょうがの作り方

しょうがを加熱し乾燥させることでジンゲロールはショウガオールやジンゲロンに変化しますが、ジンゲロールの成分が完全になくなるわけではありません。

ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンそれぞれの良い点を取り入れ、栄養素を効率的に摂取できる乾燥しょうがの作り方をご紹介します。

材料

しょうが 2個

作り方

  1. しょうがを皮ごと薄くスライスします。
  2. オーブンを100℃に予熱し、1のしょうがを重ならないように天板に並べます。
  3. 予熱が完了したらしょうがが乾燥するまで40~50分加熱します。
  4. ミキサー、ハンドブレンダーで粉砕します。

お味噌汁やお鍋、インスタントスープに入れることで、手軽にしょうがの成分を取ることができますよ。

紅茶にそのまま入れたり、パンケーキなどお菓子作りのトッピングにも使うことができます。

<参考>

https://syoga-udon.com/ginger/syogaol-gingerol/

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/syouga3.htm

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